東岱社長のようなプロの経営者という仕事

東岱広直社長が考える経営者の仕事

ここ数年企業の不祥事が相次ぎ、企業の社会的な責任がますます問われるようになってきました。
企業というのは社会の中で生かされているものです。

社会に貢献することによって成り立っています。
ですが企業ははじめのころはそう考えていたとしても、次第に利益を求めるために焦ってしまったり正しくないことをしてしまうことがあります。

しかしそれは結果的には損だということが、最近のいろいろな事例を見てもわかってきています。
となれば企業としては正しくないことをすれば損になるのだ。
逆に利益は得られないのだということをはっきりと宣言したり、常に確認しあうことが重要になってきます。

社員が自分のやっている仕事を心から楽しい面白いと感じて働けるような環境づくりをしていくことが、経営者にとっては重要であると東岱広直は言及しています。

たとえば企業の不祥事は企業が絶頂になった時に起こりがちです。
なぜそうなるかというと、社員が仕事である種のストレスのようなものを抱えていて何かを達成した時に、その抑え込んでいたものが一気に爆発しておかしくなってしまうからです。

いつも仕事を楽しみながら全力で取り組んでいれば、会社がうまくいっているかどうかはあまり関係がありません。
有頂天になることもないし勘違いすることもありません。
ですから社員が充実した気持ちで仕事に取り組める環境が必要になってきます。

会社の存在意義を考える

会社の存在意義は会社にかかわるすべての人たちに、よい環境を与えることです。
たとえば株主や従業員・取引先・社会などのすべてです。

ただし会社はだれのものかといえばこれは明白です。
株主のものです。
しかし従業員が喜んで働くことができたり取引先やお客様に満足してもらうことができなければ、株主を喜ばせる結果は出せません。

社会に対してもよいことをしたほうがもちろん会社の評価も高まりますしブランド力も高まります。
ひいては株価も上がり株主にも喜んでもらうことができるようになるということです。
つまり株主・従業員・顧客・取引先・そして社会の満足度はすべて一体です。

業績が非常にいい会社というのは、従業員の満足度が高い会社です。
逆に言えば従業員の満足度の高い会社こそ株主の満足度も高い会社であり、結果的にも利益も上げられるようになっているということです。

昔と今のビジネスモデルを比較する

従業員を安い給料で働けるだけ働かせて、企業が一方的に利益を奪い取るのは昔のビジネスモデルになります。
たとえば産業革命前のイギリスなどでは、1日15時間も労働者を炭鉱で働かせていましたがこうした事業では8時間働かせるよりも、15時間働かせたほうが株主はもうかったわけです。

しかし今は基本的にそういうビジネスモデルは成り立ちにくくなっています。
なぜなら単純労働は機械がやってしまえるからです。

今でもそうしたビジネスモデルがあるとすれば、縫製や部品の組み立てなどを発展途上国で行うモデルですがその場合でも働く人たちは現地ではそれなりの報酬を得ることができます。

産業革命の前のような、しいたげられた環境にあるわけではありません。
今の世の中では株主だけがいい思いをして従業員は搾取される一方。
顧客を犠牲にしながら会社は利益を上げ続けるということはあり得ません。

不祥事が起きてしまった会社

不祥事が起きてしまった会社というのは、経営者をはじめとして社内全体的に見てもやはり倫理観に欠けたところがあるのではないかと感じることがあります。

顧客や社会を搾取しながら利益を上げられる企業もないわけではありません。
それは独占権を持っている企業です。

今はだんだん変わりつつありますが、例えば高速道路のサービスエリアなどでレストランをやっているようなケースがあげられるでしょう。
これまでは独占権益でやっていたので原価率も低いし、味に気を遣わなくてもいいしかしそこしかないからお客様はその店に行くしかないし、結果的に売り上げも利益も出ていたということです。

介護事業でも以前は受託するところが地域で1か所しかなければ、そういうこともあり得ました。
一度受託したらあとはサービスの質を落としてもほかに選択肢はなかった。

しかし今のような介護保険でお客様がいくつもの選択肢から自由に選ばれるようになれば、それはありません。
質を落としてしまえば顧客が離れて行ってしまうからです。

東岱広直社長が語る資本主義とは

つまり資本主義のルールがしっかりと適用されていれば、独占企業でない限りはどの企業も顧客を犠牲にすることはできません。
今は株主・従業員・顧客・社会とすべてがリンクしているわけですから正しい考えを持っているということは、経営者にとって必要不可欠な資質になっています。

人は適材適所にポジションを与えればやる気をだし、持てる能力を最大限発揮します。
それを正しく評価すればやる気はさらに上がりパフォーマンスも上がっていきます。

そういう環境を経営者が社内に構築することができれば、会社は自然に大きくなっていくものです。
適材適所を実現するためにも徹底的な業績管理も必要になってきます。