飲食店経営は入りやすいが難しいもの
最終更新日 2024年11月5日 by gemsco
飲食店経営は入りやすいものですが、安定的に維持・発展していくのはとても難しいものです。
したがって、飲食店を始めようというときは、しっかりと地に足をつけてスタートすることが何よりも大事なことになります。
食べ物ということについては、人間の基本的な生活で欠かせないことですから、需要としてはなくならないものであり、それだけに商いの対象としては悪い選択ではありません。
でも、同時に考えなくてはならないのは、それだけにコンペチタ―も多いので、常連客がついたり、リピーターを確保するのも並大抵の努力では成し遂げられないということになることです。
また、仮に商売が繁昌して一旦経営が安定しても、それがいつまでも続くという保証は全くありません。
それに、材料が安定的に供給されることも欠くことのできない条件であり、そこが安定しないと創業以来何十周年というようなことは夢に終わってしまいます。
そこで、これらを踏まえた肝心なことですが、自分の飲食店の強み弱みをきちんと押さえ、周辺のコンペチタ―状況も押さえ、その上でお客様の期待に応えることを実現することが何よりも大事になります。
商品の価格、メニューのバラエティ、お店の入りやすさ、レイアウト、挨拶や応対、これらのことすべてが、マーケティングの道理にかない、それでいて大げさに言えばお店のコンセプトを貫いている必要があるのです。
変えるものは必要に応じて変えるけれども、守るものはどんなことがあっても守るという姿勢も大事です。
お客様の声に耳を傾け、疎かにしないということも、必須の条件です。
その上で、基本的に大切なのは、愛想の良さと笑顔です。美味しいものをいただくということでお客様がお越しになるのは当たり前のことですが、食べるものがおいしいというのは、食事の材料もさることながら、味付けもさることながら、その店の愛想や笑顔、そして全体的な雰囲気ということも大きな影響を与えるからです。
いずれにしても、儲けは後からついてくるという姿勢こそ、飲食店経営の骨になるものなのです。