債権回収を弁護士に頼むメリットとデメリットについて
最終更新日 2025年1月25日 by gemsco
お金を貸したのに中々相手が返してくれなかったり、返して貰うはずの相手との連絡が急に取れなくなったなどと債権に関わる問題で困った時は弁護士に頼むのも1つの手です。
自分で債権回収を行うことが出来れば良いのですが実際には中々難しいです。
そこで弁護士に債権回収を頼んだ祭のメリットとデメリットについてです。
目次
(1)メリット
●精神的に負担がかからない
メリット1つ目は精神的に負担がかからないから楽なことです。
債権者に返して欲しいと何度も話しにいくのは正直精神的に負担がかかります。
強く言える人なら良いですが、貸した人の中には中々強く言えない人も居て結局また今度で良いということになってしまったという人も居ます。
強く言える人だとしても債権者がすんなり返してくれずに困っているという人も存在します。
返して貰うのが長ければ長くなる程精神的なストレスが溜まってきます。
そんな精神的負担を全て請け負ってくれるため負担がかからずに済みます。
精神的に疲れてしまった人は依頼してみましょう。
●手続きの選択が適切
2つ目は手続きの選択が適切なことです。
債権回収をする祭に任意で行うのか、もうこれ以上は無理だと判断して裁判などの強制措置を取るのかの選択を適正に判断してくれます。
自分ではどちらが良いのか分からない場合でも弁護士はプロなのでその場に応じて適正な判断をしてくれます。
強制措置をする場合は裁判になるためどっちにしろ弁護士の力は必要なのでその手間も省けます。
●法律的な問題の対応が完璧に行える
3つ目は法律的な問題の対応が完璧に行えることです。
債権回収にも時効というのが存在します。
返して貰うつもりがいつの間にか時効になっていて返して貰うのが無理になったという人も少なくありません。
債権の種類によっては時効が短いものがあるため、時効にならないように時効の中断の手続きをする必要性があります。
依頼をすることでこのような法律的問題にも完璧に対応して貰えます。
●相手に重大性を気づかせられる
4つ目は相手に重大性を気づかせられることです。
弁護士に頼むことで債務者側も絶対に返す必要性があると感じるようになります。
下手をすると裁判になることも考えて今まで返す気がなかったけれどきちんと返したというケースがたくさんあります。
相手に借りたものは返さないといけないという重大性を気づかせることが出来るのです。
(2)デメリット
●お金がかかる
デメリットその1はお金が掛かることです。
一番のデメリットと言っていいのですが依頼する以上どうしてもお金は必要です。
一般的に必要な費用は交渉してもらうのに5万円以上で裁判を起こす場合は10万円以上は最低でも掛かります。
それに加えて債権回収をすることが出来た時の成功報酬が必要です。
債権額が低い場合は下手をすると回収した額よりも依頼した額の方が高くなってしまう場合があります。
依頼した額の方が高くなってしまう場合は正直な所依頼するメリットが一切ありません。
●相手との関係が悪化して関係を修復することが難しくなってしまう
2つ目は相手との関係が悪化して関係を修復することが難しくなってしまうことです。
特に相手との仲が良くて出来るだけ関係を壊さずにしたいと考えている人は、依頼をすることで関係が壊れてしまうことがあります。
回収するのを取るのか相手との関係を取るのか難しい所です。
相手との関係を取る場合は依頼するのはあまりお勧めしません。
以上の2つがデメリットになります。
(3)まとめ
特にお金が結構必要なのが一番のデメリットのため、依頼をする相場を調べた上で依頼をすることが自分にとって本当に良いのかどうか考えてみて下さい。
メリットとデメリットのどちらもありますが依頼するメリットの方が多いので、債権回収に悩んでいる人は弁護士に依頼をしてみると良いでしょう。
プロの方なので適正な判断で相手から回収をしてくれます。