実印の定義とは?そして実印作成をする意味って?

実印とは早い話が登録されていて認められている印鑑ということになります。

登録という作業を行うだけあってその印鑑としての効力は通常の印鑑より強いものとなります。

ちなみに登録すればいいだけなので、登録すれば例外はありますが基本的にどのような印鑑であろうが実印と呼ぶことができます。

逆にどれだけ立派なデザインをしていても登録していないのなら実印と呼べないということにもなります。

とはいっても実印登録できる印鑑は決まっているので、何でも実印にできるというわけではありません。

しかしこの実印は強制ではなく個人の意思で作成を決めなければいけません。

それを考えると「実印作成をして何の役に立つのか?」と持っていない方は疑問に思って作成に踏み切れていない人もいるでしょう。

この実印が使われる場面というのは重要な書類にサインをして了承した証として押印する時です。

この重要な書類というのは個人でも生活しているのなら見かける機会があるものであり、家や車、更に不動産の取引といった高い買い物をした際に購入することを了承する時にも用いられます。

早い話が車を買うのなら(車の種類次第ですが)実印がないと買えないともいえるのです。

他にもお金を借りる時や保険、補償金を受け取る時など,お金そのものを受け取る時にも必要となるかもしれません。

最もお金を借りる時は効力が強いからこそ気をつける必要が出てくることにもなりますが。

そして遺産を相続する際にも実印がなければ相続をすることができないでしょう。

これ以外にも様々な重要な場面で実印というのは必要なことになるのです。

車や家を購入する気がなく、お金を借りることも保険金も必要なく、遺産相続をする必要がないのなら実印作成をするのは必要ないともいえるかもしれませんが、実印が必要ない人生を送るというのはほとんどありえないともいえる程、本当に使用頻度は馬鹿にならないものなのです。

だからといって作成には時間がかかるのですぐに作る必要はありません。

ですが、この実印を作ることは生活をしていくのなら視野に入れておいた方がいいということです。

 

実印作成時は材質が重要

実印作成時にもっとも重要になるのが印鑑本体の材質です。

適当な材質を選んでしまうと、お金を無駄にしてしまうようなこともあります。

たとえば、実印は欠けてしまうと使いものになりません。

特に印鑑登録した場合は、再度新しく印鑑を作成する必要が出てきます。

欠けてしまうような素材は実印の素材として向きません。

一気に用途が限られてしまいますので、使えたとしても荷物を受け取る際の認め印や訂正印くらいでしょう。

こうしたリスクが無いとは言い切れず、欠けてしまうようなことも珍しくありません。

もし欠けてしまうような素材で実印作成してしまったら、再度作り直すことをおすすめします。

実印は非常に大事や役割を担っています。

一つでさまざまな活用方法が出てくるため、少しお金がかかっても頑丈な素材を選ぶことが重要です。

実印に向いた素材は非常に多くありますが、耐久性の高い素材というのは意外と限られてしまいます。

このような理由から、実印作成時には素材を選ぶことが非常に重要と言えるのです。

実印の素材はさまざまな種類があるため、価格か耐久性で選ぶことになります。

現在は選択肢も多くありますので、価格が安くても耐久性の高い素材はあります。

数千円もあれば実印作成ができるので価格に重点を置いてから選ぶのも良いでしょう。

耐久性の高い実印用素材を選ぶなら、象牙や金属素材など、ほぼ半永久的に使える素材がおすすめです。

これらは値段が高かったり質感が独特であったりと、少しほかの実印素材と趣が異なります。

その代わり耐久性は群を抜いていますので、大事に使えば何十年も欠けずに使うことができます。

値段で選ぶ場合は楓や黒檀、ヒノキが選択肢となります。

これらは耐久性こそ象牙などには劣りますが、非常に手ごろな価格で実印作成できます。

実印が必要になったときや、5千円程度で実印を作りたいときに候補となる素材です。

素材で迷ったらこれらを選んでも良いでしょう。

 

実印にもっとも多く使われている楓

天然素材の中で、実印にもっとも多く使われているのが楓です。

実印作成時にこの素材を選ぶ方も多くいます。

楓は独特の風合いを持った素材で、実印でもそれを楽しむことができます。

実印に使われている楓は、おもにカナダから輸入されています。

カナダはメープルの一大産地ですので、その分楓も多く植樹されているからです。

日本でも楓の植林は盛んですが、カナダ産のものと比べると量が少なく、価格も若干高くなっています。

実印作成するなら国産でもカナダ産でもほとんど変わりません。

値段が安いか高いかの違いだけになっています。

楓は重みがあってしっかりとしており、インクの乗りも非常に良い素材です。

印をちゃんと押すことができ、かすれたりすることも滅多にありません。

木材のため欠けることがありますが、それもほとんどないと言えるでしょう。

象牙やほかの素材よりも印鑑本体の重さが際だっています。

実印作成で楓を選ぶ方の多くは、その値段の安さが理由となっています。

楓の実印はおよそ4,000円台から作ることができ、注文してから手元に届くまでの時間もあまりかかりません。

楓は加工がしやすいことが理由で、通販でもすぐ実印作成することができます。

また、楓は独特の風合いを持っている唯一の素材となっています。

木目調がとても美しい楓ですが、これは実印にしても変わることがありません。

まったく同じように天然の木目を楽しむことができます。

長年使っても木目が変わることが無く、劣化することもないのが特徴です。

そして楓は耐久性の高さも特筆すべき点と言えるでしょう。

価格が安いため耐久力に劣ると思われがちですが、実際は価格以上の堅牢性を持っています。

固く、ずっしりとしているため、少しの衝撃では印鑑本体が壊れることは無いでしょう。

インクの乗りが良く、価格も安く、そして頑丈な素材が楓です。

実印作成時に一番向いている素材と言えます。

素材に迷ったら楓を選んでみましょう。

 

出典:実印作成 東京