日記

街頭で募金活動を行う時の注意点とは何か?ユニセフに聞いてみた

最終更新日 2024年11月5日 by gemsco

街頭で募金活動を行うメリットは色々あります。

まず自分が提起したい問題を広く周知出来るという点です。

また一般市民の小さな善意をくみ取り、それを困っている人へ届ける事が出来るというのも魅力です。

しかしその反面活動、活動を上で気を付けなければならない点もいくつかあります。

では具体的にどのような注意点があるか具体的に見ていきましょう。

参考:公益社団法人日本ユニセフ協会

 

⒈何の募金をしているかをはっきりと明確にさせる

まず何の募金をしているかをはっきりと明確にさせるという事です。

団体や組織で行う場合はそれらの名称と代表者の名前、そして所在地や電話番号、さらにはメールアドレス等をはっきりと提示する必要があります。

加えて簡単なパンフレットや冊子、チラシのような物も用意しておくと良いです。

そうする事で周りの人からも信頼を得る事が出来ます。

こうした事が出来ていないと、怪しまれますし募金もなかなか集まりません。

 

⒉所在をはっきりさせる

実際に怪しい実績があるのかどうかも分からないような団体がお金を集めている事もあるので、こうした団体のように思われないように所在をはっきりさせるという事は大切です。

また募金期間中に電話やメール等で問い合わせがあった場合に備えて、すぐに応えられるような体制を整えておく事も重要です。

その場ではチラシだけもらってくれて、あとから問い合わせが来るという事も少なくありません。

そういう時の為に、いつでも電話やメールの返答が出来るスタッフを配置しておくと良いです。

どうしてもこうした人員が集められない場合は、留守番電話等にあらかじめメッセージを残しておきましょう。

 

⒊集めたお金の使い道を分かりやすく提示する

また募金の目的や、集めたお金の使い道を分かりやすく提示するという事も必要です。

ただ街頭で募金箱を持って、呼びかけを行っていても、なかなか人は立ち止まってくれません。

そこで何故自分たちが募金活動をしているか目的や、集めたお金を何に使うかという事も出来るだけ詳しく説明しましょう。

口頭だけでなく、パネル等を使って説明すると理解もしやすく、立ち止まってくれる人も現れます。

さらに前もって、ホームページやブログ等のソーシャルメディアで、募金活動を行うという旨を事前に告知しておく事も重要です。

そうすれば興味のある人は集まってくれます。

 

⒋法令順守する

他にも公道で行う場合、法令順守するという事も大切です。

公道の場合、事前に許可がいる場合もあるので、その場合は警察に道路使用許可証をもらいましょう。

加えて各都道府県や市区町村によっては、街頭募金を行う場合事前に届け出が必要な場合もあるので、自分が行おうとしている場所の自治体に問い合わせてみるという事も重要です。

これらの許可を得ずにやってしまうと法律違反になってしまうので、注意が必要です。

さらに公道以外で行う場合も、関連施設から許可を取る事を忘れてはいけません。

私道や私有地だから許可はいらないだろうというのは間違いです。

駅構内やショッピングセンター等は、その土地の所有者や管理者から許可を得る必要があります。

 

⒌事前にメンバー間同志で打ち合わせをしっかりとしておく

あと事前にメンバー間同志で打ち合わせをしっかりとしておくという事も重要です。

立ち止まってくれた人が質問をしてきた時に、答える内容がバラバラだと相手も困ってしまいますし信用もされません。

そうならない為にも、募金の大まかな趣旨や簡単な質疑応答等は、マニュアルを作ってスタッフ全員で認識を共通化しておく必要があります。

そして集まった募金の集計と管理は、迅速にそして適切に行うという事も大切です。

募金の集計はなるべく当日に行うようにしましょう。

また集計時は1人で行わず、2人以上で行い、集計後は責任者が合計額を確認してから記録してから、盗難や紛失を防ぐ為に、なるべく早めに事務所の金庫や銀行等の金融機関に預ける事が重要です。

 

⒍実施した日時や場所、集まった金額等を全て公開する

募金活動が終わり、集まったお金を集計し銀行に預けて、それですべて完了という訳ではありません。

募金終了後はホームページやブログ等で、実施した日時や場所そして集まった金額等を全て公開する必要があります。

とにかく寄付者に対して、継続的に情報を発信し続けるという事も重要です。

そうする事で寄付してくれた人たちも安心し、また協力してくれます。

1回だけの活動ではなく、継続的に何回も行う場合も、収支報告を毎回ホームページやブログで後悔するという事も忘れてはいけません。

さらに集めたお金を渡す経緯等も逐一報告し、写真や証明出来る資料等も合わせて掲載すると良いです。

それから街頭で募金活動を行っていると、たまに大きな額の寄付をしてくれる人もいます。

その場合、領収書の発行を求められる場合もあるので、そういう時の為に備えていつでも領収証の発行が出来るように準備しておきましょう。

もちろんこうした活動で得た個人情報の保護にも、細心の注意を図るという事も当然です。

このように街頭で募金活動を行う際の注意点は色々とあるので、これから行おうと考えている人は、これらをきちんと踏まえた上で行動すると良いです。