ゼッチ住宅の導入にはデメリットもあることも覚えておこう
最終更新日 2024年11月5日 by gemsco
・ゼッチ住宅のデメリットを知りたい
・エスコシステムズさんのサービス内容に興味がある
・太陽光発電の設置を考えている
現在の日本において国が推進している住宅の1つにゼッチ住宅が挙げられます。
断熱材などを用いて断熱性能を高めたり、省エネエアコンやLED電球を導入するなどして省エネ化を図った住宅のことを指し、快適に過ごすことができたり、災害時にも対応できる、光熱費を大幅に節約できるなどのメリットが魅力です。
しかしデメリットがあるのも実情であるため、どのようなデメリットがあるのかを事前に把握しておくことが重要です。
参考記事:ZEH住宅とは? 導入のメリット・デメリットについて解説
目次
ゼッチ住宅のデメリットをエスコシステムズさんに聞く
設置住宅には建設コストが大きくかかる
まず最初に設置住宅には建設コストが大きくかかることをしっかりと覚えておきましょう。
太陽光発電の設置だけでもかなりのコストがかかることがわかりますが、設備投資などのコストが増えることから、一般的な住宅よりもかなり初期費用が上がります。
設備投資のグレード、また住宅の大きさなどによりさらに上昇することも予想されるでしょう。
とはいえ建設費用がかかったとしても、その分光熱費の大幅な節約が見込めます。
長い目で見た場合には、将来的にはコストを回収できることも十分に可能です。
これからますます普及が進むと言われていて、資産価値も残りやすいとされています。
初期費用の高さは大きなデメリットになるとは言い切れない点があることも覚えておきましょう。
太陽光パネルのメンテナンスコストがかかる
そして2つ目には太陽光パネルのメンテナンスコストがかかることです。
太陽光パネルは屋根の上で常に強い日差しを浴びたり、強風などにさらされています。
このようなことから、外部からの様々な影響で、劣化や損傷等が発生することも大いに考えられることでしょう。
場合によっては鳥のフンなどで汚れてしまう可能性も考えられます。
傷や汚れがついた場合には、パネルの透過性を下げてしまい、発電効率は下がります。
機械であるため経年劣化による性能の衰えは避けられず、効果を長く続けていくためにも、定期的にメンテナンスを行わなければなりません。
メンテナンスをする際には、専門の業者に依頼する必要があり、定期的なメンテナンスが1回につき約2万円ほどがかかります。
万が一パネルや周辺機器などに故障が見つかった場合には、より多くの費用が必要になることも覚えておく必要があります。
太陽光パネルの故障のリスクがある
そして太陽光パネルの故障のリスクがあることも覚えておかなければなりません。
一般的なパネルの法定対応年数は17年ほどとされているものの、それよりも長く使えるケースがほとんどです。
定期的にメンテナンスを行っていれば、20年から30年ほど持つともされているのです。
しかし寿命が長いからといって絶対に故障しないわけではありません。
パネルが正常であれば光熱費が削減できるはずだったのにもかかわらず、故障により発電量が減り場合によっては損をする可能性もあります。
発電量が万が一減った場合には、故障を疑いましょう。
パワーコンディショナーは故障しやすい
自然災害などでパネルが割れる、パワーコンディショナーの故障など、様々な故障トラブルはつきものです。
特にパワーコンディショナーに関しては故障しやすいとも言われていて、寿命もパネルよりも短く10年から15年ほどとされています。
故障を防いで長く使うためにも、定期的なメンテナンスは欠かせません。
パネルの発電量は日射量の影響が大きいので非常に不安定
さらにはパネルの発電量は日射量の影響が大きいので非常に不安定であることも覚えておきます。
夜はもちろん発電することができず、雨や曇りの日が続くようであれば、日射量も減り発電量は下がってしまいます。
季節により大きな影響があり、日照時間が短くなる冬は発電量も下がります。
このように天気は季節など様々な要因によって日射量の影響を大きく受けることがわかります。
発電量が安定的でないこともデメリットになり得るでしょう。
売電価格が下降傾向にある
そして売電価格が下降傾向にあることも覚えておかなければなりません。
太陽光パネルで発電した家家庭で使わずに余った電力は、電力会社に売ることができるとされています。
しかしこの売電価格はこれから上昇する可能性は低いとされています。
これが太陽光発電設備を導入するにあたり、デメリットになります。
契約をしてから10年間はたとえ値下がりしたとしても、契約をした時と同じ価格で電力会社が買い取りを行います。
まとめ
設置に係る初期費用が年々下がってきていることから、大きな損になる事は無いとも考えられます。
またこの電気は電力会社に買い取ってもらう際に、余剰買取しか認められていないのが実情です。
太陽光発電システム以外にも、構成のエアコン、給湯器、換気設備など、様々な設備を導入する必要がありますが、これらを導入することにより住宅自体の性能が上がります。
設備の性能が高いので、機器のメンテナンスコストが上がりやすくなるのもデメリットといえます。
光熱費が安くなるものの、メンテナンスコストで同じ位になってしまう可能性があるため十分な注意が必要です。
【参考】エスコシステムズの会社概要